インターン派遣&CSR活動

タイの学校でインターンシップ教育体制が推進される中、弊社では毎年多くの学生に対し、特別支援教育の一環としてインターンシップを使用した派遣社員制度を取り扱っており、主にタイ東北地方の職業大学や工業専門学校のインターンシップ支援及び推進をしております。2019年頃からチョンブリ県にある日系企業の協力の元、弊社もインターンシップの募集を掲載するようになりました。タイ東北部の教育委員会では、2020年度に日系企業の工場志望をする学生を活用する「学習インターン派遣事業」が実施されました。その後、チョンブリ県・ラヨーン県にある日系企業を中心として、インターンシップの募集を掲載するようになり、現在もインターン受け入れ企業は増加傾向にあります。



実際の活動では、学校教育の授業では学べない実習現場を知り体験するよい機会になります。一定期間継続した職場での就労を行うことによって、学校での教育とは違い、様々な場面や学生達の変化を見せていただくことができ、またタイの社会貢献にも繋がっております。学生たちも高い意欲を持ち実務を行っております。はじめはどのように対応すればよいか分からず戸惑っていたインターンシップの学生達も、実習実務を続けるにしたがって、作業マニュアルに沿った形で試行錯誤しつつ業務を遂行し、学生達の喜びや自信に繋がっております。


このインターンシップを受け入れていただいた企業からは「学生が来てくれるのを楽しみにしている」、「積極的に業務に取り組めるようになった」、「同僚との関係が上手くとれるようになった」、現場からは「きめ細かい指導と教育ができるようになった」、「生産計画の組み立てや展開がしやすくなった」、「学生達の見本となる働き方が必要と感じた」、「学生から学ぶことが多かった」等、歓迎の声をいただいております。しかし、現状ではまだ学生インターンシップをどのように受け入れるか躊躇している企業の状況や、学生の研修やフォローアップが十分できていないという課題もあります。


また弊社では特別な配慮を必要とする学生のサポートを求められることも多くなっています。一部は身体障がい支援を中心とした企業ボランティア活動を行なっており、そのような学生を受け入れようとする企業との協力が必要になります。身体障がい支援についての知識を得られるよう、企業側と弊社でも配慮して対応をしております。今後は今以上に学生インターンシップを受け入れる企業も増えていくと思われます。未来タイランドは、タイへの社会貢献と、学生達の明るい未来を心より応援しています。



